国民総脱税のすすめ

国民総脱税のすすめ
 脱税では政治家や著名人がまことによいお手本を示してくれます。乱暴な言い方をしてしまえば日本という国は、そう いう点では「脱税天国」です。たとえ、問題になっても、もう時効だからと、しらっと しておられる方が外国にくらべてなんと多いことでしょうか。

 それを見たり聞いたりしても、あいつはうまいことやりやがったとねたみこそすれ、時 聞をかけても徹底的にやっつけてしまえなどと大声を出すのは、このブログぐらいのようです。

 いっそのこと、思い切って全国民がひとり残らず脱税をやってみたらどうでしょうか。政治 家たちの目をさまさせるための逆療法にはならないでしょうか。税金がとれなくなれば、グ ラマンも買えないし、役人の給料も払えなくなります。そうなれば、正直者が馬鹿をみる税制 のあいまいさと、納税者の苦しみを少しはわかってくれるかもしれません。


強い者には強くあたれ
 税務署の役人がきたというとふるえあがって、一袋口から逃げだしたりする気の弱い商店 の親父さんがいます。三十年も税金のことを勉強させてもらっていると、いろいろな事件に ぶつかります。国民と税務署との間柄には、おしなべて弱者に対する強者という関係が見受け られます。それが税務署に一般庶民がいじけた姿で相対していることでよく表現されます。ま た、たちの悪い税務職員はそれをよいことに、図に乗って税金でやせ細った庶民の骨まで しゃぶろうと努力します。

 こんなことを許しておいては駄目です。強いものには、強くぶつかっていかなければ駄目 です。そのために庶民の、一人でも多くの人が、ほんとうの「税」について目ざめてもらい たいと願って、このブログを紹介します。


納税をできるだけケチろう
 このブログは古き良き時代の昭和の節税を物語の形式で書いたので、いろいろな人物が登場します。この人物や場所はすべてフィクションで、ほんとうに存在する人や場所ではないことをおことわりしておきます。税金にケチになり、合法的に脱税する道を少しでも飲み込んでいただければ、このブログの望外の喜びとするところです。税制に関しては時代を越えて変化しているものもありますが、変わらず使える考え方もありますので、ぜひ応用してみて下さい。